陽線と陰線からなるローソク足の種類・見方|FX初心者の入門講座inゼロはじ
FXといえばこの注射針みたいなマーク!という下図のようなマークをイメージされる方が多いのではないでしょうか?
これはFXや株価などの時間に対する値動きを示しているもので一般的には「ローソク足」と呼ばれています。
ここでは、この「ローソク足」についての意味や、見方等をマスターできるように解説していきます!
そもそもFXとは↓
ローソク足とは?
ローソク足はFXトレードを行っている人が、通貨の価格の変動を確認するために、幅広く利用されており、このローソク足を駆使してトレードを行っているトレーダーが多いのも特徴です。
このローソク足を見ただけで、
・価格がどれぐらい上昇したか
・価格がどれぐらい下降したか
を読み取ることができます。
このローソク足は「1分おき」、「〇分おき」、「〇時間おき」、「〇日おき」、「〇週間おき」、「〇か月おき」、「〇年おき」と過去のデータを遡って、指定の時間刻みで確認することができるので、長期的なトレンドを把握することができます。
これによって、「今は上昇傾向にあるから「買い」でエントリー(購入)すれば利益を得ることができる」、「下落気味だからトレードせずに待機しておこう」という様な投資戦略を立てることができます。
陽線と陰線、ヒゲとは?
ローソク足にも呼び名があり、価格が上昇する際に出る「陽線(ようせん)」、価格が下降する際に出る「陰線(いんせん)」、ヒゲを伸ばしたように線を作って結局プラスマイナス0の価格に終わった「寄引同事線(よりひけどうじせん)」の3つが存在します。
ヒゲとはその名の通り、人間に生えてくる髭という意味で、各ローソク足上下にヒゲがついています。
またヒゲにも種類があり、価格の上側にヒゲ(細線)が長い場合は、上ヒゲがのびていると言ったり、価格の下側にヒゲ(細線)が長い場合は、下ヒゲがのびていると言う等、FXではこのヒゲが実は重要でもあったりします。
ローソク足の見方
それでは実際に、ローソク足の見方についてマスターしましょう。
まず最初に問題として、次の陽線(上昇ローソク)について考えてみましょう。この陽線はどの価格から始まり、どの価格で終了しているかわかりますか?
正解は下の図で示した、①のところから始まり、②のところで価格が終了(次の時間のローソク足に更新)です。
ここで、1つ疑問が出てくると思います。①⇒②でローソク足が成立することは分かったけど、上下にヒゲ(細線)がついているが、このローソク足は時間経過とともに価格がどのように動いたの?ということです。
その答えは1つではなく、2つあります!
上の図で表現しているように、(A)、(B)の価格の動きが想定されます。
(A):①から下降⇒上昇⇒②まで下降
(B):①から上昇⇒下降⇒②まで上昇
このように1つのローソク足からも2通りのパターンを考えることができます。これでローソク足の見方としては完璧です!
ちなみに、①の点を始値(はじめね)、②の点を終値(おわりね)と言いますので是非覚えておきましょう。
まとめ
ローソク足のまとめ
・上昇、下降の傾向を確認できる
・陽線、陰線、寄引同事線からなる
・ローソク足成立に2通りの考えがある