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ローソク足の大きさで相場の強さを掴む|FX初心者の入門講座inゼロはじ

 

前回の記事(下記をご参照下さい)ではローソク足の基本的な見方、種類について解説いたしました。

 

前の記事を見る↓

www.zerohaji-fx.com

 

ここでは、実際にトレードを行う上で非常に役立つローソク足の考え方、とらえ方を徹底解説いたします。

 

FX初心者の方でもこの知識を駆使すれば、FXでの取引でチャート分析で非常に優位なポジションでトレードすることができます。

 

 

プロが教えるローソク足の見方

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ローソク足には、「陽線(ようせん)」「陰線(いんせん)」「寄引同事線(よりひきどうじせん)」の3つがあり、それぞれの長さや動くスピードによって、為替価格の強さや弱さなどの傾向を把握することができます。

 

ここでは、プロがローソク足に対してどのように考え、トレードを行っているのか、基本的な知識から応用まで詳しく説明します。

 

ローソク足の種類

 

①ローソク足(力が大きい)

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まずはこちらの長く伸びた陽線(左)と陰線(右)があります。

 

この2つのローソク足は基本的に相場の勢いが強いときに出現する傾向があるのですが、見極める特徴として、ヒゲ(細線)の部分が短いということです。

 

今後の解説のためにも是非覚えてほしいのですが、このヒゲ(細線)が長く伸びている場合は価格変動方向に対して逆方向に大きな力が働いてるとも考えることができます。

 

つまり、上の図で紹介したヒゲ(細線)短い大きな陽線で例えるなら、上(買い)方向に価格が大きな力で上昇しており、下(売り)方向の力が非常に弱いということを示しています。

 

もし、下(売り)方向の力が強かったら、ヒゲ(細線)がもう少し長くなったり、そもそも陰線に変化しているかもしれませんね。

 

このように1つのローソク足の形からも様々なシチュエーションや力の大きさを想定することが可能になります!

 

 

②ローソク足(力が最も大きい)

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続きまして上の陽線(左)と陰線(右)についてみてみましょう!

 

「あれ?これヒゲがないじゃん!」

 

と思われた方、大正解です。感じていただいた通りで、ヒゲがなく何か違和感を覚えますね。

 

しかし、チャート(為替のグラフ)を確認すると意外にすぐに見つけることができる!というぐらい出現するローソク足になります。

 

このローソク足にはそれぞれ名前がありまして、

 

陽線の場合:陽の丸坊主

陰線の場合:陰の丸坊主

 

と呼ばれていたりもします。なぜ、丸坊主かは単純で「ヒゲがない」からです。

 

では、これはいったい何を示すのか…しっかり覚えておいてください!

 

これが出現した際は、最も強い相場の動きであるということを!ヒゲ(細線)がなく、陽線で成立したり、陰線として成立したりする際は逆方向の力なんか押し切って進行方向に為替相場が動いているのです。

 

これが出現するときは、逆方向に注文が入っていないのか?というと違います!

 

正しくは進行方向の力が強すぎて、逆方向の力が存在するもののローソク足に反映されてない(打ち消されている)ということになります。

 

このローソク足が出現した際には、為替が強い力で動いているという認識で大丈夫ですが、「だまし」といって大きく上昇・下降させるぞと見せかけの動きでもあるので注意してトレードを行う必要があります。

 

 

③ローソク足(力が小さい)

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続きましては、上の陽線(左)と陰線(右)ですが、あれ?さっきと比べれば小さいですね!

 

そうなんですこのローソク足は小さいです!つまり、進行方向の力の大きさが弱いということが言えます。

 

しかし、注意して見てほしいところがありまして、ヒゲ(細線)がないですよね?しかも、進行方向の長さ(力の大きさ)も弱いですよね?

 

これはどういうローソク足かというと、買い・売り両方の相場共に弱い相場であることをしめしています。

 

進行方向に進む力もないけど、逆方向の力も弱いということになります。

 

一般的には「保ちあい」といって、為替がどちらの方向に動くかわからない時に頻出するローソク足でもあるので、トレードする際に頻繁に出現している際には注意が必要です。

 

④ローソク足(力が弱くなった?)

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最後に上の2つの事例についてご紹介します!

 

まず左側の下にヒゲ(細線)が大きく伸びた陽線(左)、陰線(右)をそれぞれ、下ヒゲ陽線、下ヒゲ陰線と呼んだり「カラカサ」とも呼ばれていたりします。

 

※FXとは異なるカラカサの意味として、傘の柄の部分のことを指すらしいです⇒ここからFXでもそう例えているのでしょう…あくまで予想

 

このカラカサが出現するシチュエーションとしては下降トレンドや、下降時に下(売り
)方向の力が弱くなって、上(買い)方向の力のほうが強くなった時に頻出します。

 

つまり、トレンド(傾向)転換時に出現しやすいのがこのカラカサだったりもします。

 

 

次に、上の図の右側のヒゲ(細線)が上に大きく伸びたローソク足のことをそれぞれ、上ヒゲ陽線(左)、下ヒゲ陽線(右)と呼ばれていますが、FX業界では、これを「トンカチ」とも呼んでいます。

 

この「トンカチ」も「カラカサ」と考えかたは同じで、出現しやすいシチュエーションとしては価格の上昇トレンドや、上昇時に上(買い)方向の力が弱くなって、下(売り)方向の力のほうが強くなったことを示します。

 

 

 いかがだったでしょうか?ローソク足には多くの種類が存在し、長さや、ヒゲの有無等によって相場の強さや傾向を読み取ることができます。

 

ローソク足の見方をマスターすれば相場がどのように動いているのか把握できるようになり、今後のFX人生がより楽しくなると思います。

 

次回、「ローソク足の見方をFXトレーダーが解説その③|ゼロからはじめるFXトレード」では、トレンド転換起点ともなりうる「寄引同事線(よりひきどうじせん)」について解説を行います。

 

まとめ

プロが教えるローソク足まとめ

・長さ、ヒゲの有無で相場を読む

・だましも存在するので注意

・相場の強さを知ってエントリー