移動平均線はFXに必要不可欠なインジケータ|FX初心者の入門講座inゼロはじ
FXトレーダーといえばチャート上の線!と思われている方も多いですが、チャート上に何かしらの線等をトレーダーが引いているのを見たことがあると思います。
あれは基本的に「インジケータ」と呼ばれているもので、為替の動きや流れ、予想をする際にトレーダーが使用するツールになります。
ここでは、「インジケータ オブ インジケータ」と私が勝手に思っている(それでも本当に極めて重要な)移動平均線についてご紹介します。
そもそもFXとは↓
移動平均線とは?
早速ですが、移動平均線は上に示した赤線・青線となります。
「あ、なんかこんなの見たことある」
「誰かの画面でみたことあるような」
という方も多いことでしょう!なぜなら、この移動平均線は初心者から上級者までが使用するインジケータで、相場の分析時に非常に役に立つため人気があります。
この「移動平均線」は米国のジョセフ・E・グランビルというチャート分析家が考案したインジケータ(ツール・考え方)になります。このジョセフ・E・グランビルは移動平均線だけでなく、数多くのインジケータも考案しており、どれも非常に優秀なツールであるため、FXの神様と言っても過言ではないでしょう!
移動平均線の名前の由来として、ある期間の平均をとって表示させている線となります。ちょっとわかりにくいと思いますので、下の図を参考に勉強していきましょう。
横軸が日付、縦軸が価格とします。ここで移動平均線の平均(赤の点)の取り方として「4日」としたとき、4日間の価格の平均を出していくことになるので、6月15日からの価格で考える場合、6月18日に初めて平均(赤の点)を出すことができますね。(※6月15日から4日後)
そのような感じで平均が毎日更新されていき、平均(赤の点)を線で結んであげると滑らかな曲線のようなものが生まれます!
これが「移動平均線」です!
今回は例として「4日間の平均」で線を作ってみましたが、FXでは数十日間、数百日間の平均線を出して使用していたりするので、「○○日平均線というのは、過去からある地点までの期間が○○日あり、それらの価格を平均化している」ということです!
「うわー、難しい。自分には無理。」
と思われた方、大丈夫です!
ここら辺の意味は「あーそういう理屈で平均出してるんだな~」というニュアンスでFXしていただければ十分です!
何より、この移動平均線をみてどのような傾向があるかを見極める能力こそが、FXで本当に必要なのです!
移動平均線の長所・短所
先ほどの項目では移動平均線の意味、どのようにして線ができるかを説明しました。
ここでは移動平均線の長所と短所について説明していきます。
長所
移動平均線の長所として
「為替相場の大まかな動きがわかる」
という点があります。移動平均線は平均をとっていますので、平均線の傾きによって相場が上昇しているのか、下降しているのか、停滞しているのか等を読み取ることができます。
プロのトレードほど、長期目線でFXをしている方が多く、移動平均線を非常に参考にしていて、今後の動きを予想しています。
短所
移動平均線の短所として
「傾向と異なる場合がある」
という点があります。これは非常に注意が必要なのですが、移動平均線で上昇傾向にあっても、急に為替が下落したりすることもあるので、移動平均線は絶対とは思ってはいけません!
このような移動平均線と異なる動きが起こる要因としては、指標(トランプ大統領の発言、各国の経済的な発表等)によって発生することが多いです。
しかし、移動平均線は偉大なもので、傾向を掴むにはもってこいのインジケータですので、私もおすすめです!
まとめ
移動平均線まとめ
・ある期間の平均点達の線
・移動平均線で相場の傾向を掴める
・指標には注意してチャートを読む